逆浸透膜とは?
逆浸透膜とは、自然界の浸透現象を逆転して応用したもので、溶液濃度の高い塩水溶液にかかっている浸透圧よりも高い圧力を、逆に塩水溶液側に外部から加えることにより、塩水溶液側から純水だけが半透膜をして塩水から純水が分離されます。この作用が逆浸透の行程です。
宇宙開発から生まれた驚異のRO水
逆浸透膜(RO)システムとは、海水を真水にする装置としてアメリカ政府が開発した技術で、NASAのスペースシャトルの飲料水を確保する為にも考えられた驚異のろ過システムです。逆浸透膜は、水に圧力をかけ水の分子しか通さない半透膜を通過させることにより、不純物を含まない純水(RO水)を作ります。RO膜は塩素、重金属、細菌のみならず、これまでの浄水器では取り除けなかったトリハロメタン、ダイオキシン、ひ素などあらゆる不純物も除去することもでき、人工透析にも利用され、その信用の高さは全世界で実証されています。
逆浸透膜浄水機の原理
逆浸透膜には小さな穴がたくさん開いています。この穴は余りにも微小なために、各種化学汚染物質やバクテリア、ウイルス、重金属類など、ほとんどの物質は通過することができません。しかし、水の分子や酸素、イオンはこの穴を通過するために、安全な水ができるのです。
アクアクイーン浄化システムの基本構造
メンブレーンフィルタを通過できなかった微細な汚染物質は水圧により継続的に排水処理されます。従って生産された水は非常にきれいな純水であり、高価なメンブレンの寿命も長くなります。
逆浸透膜方式と他の浄水器との比較
長 所
味、におい、色を高め高度で効果的な浄水方法。
各種汚染物質を完璧に取り除く(99%以上)
汚染物質等が自動的に排出されるので製品内部をいつも清潔に維持できる。
短 所
最低20PSIの水圧が必要である。
温水を使用できない。
浄水器を凍結させてはいけない。
長 所
沈殿物、一部塩素と有機化合物の除去。
最初の設置が安価。
短 所
溶解されている物質(重金属)が除去されない。
ビィールス、バクテリア、発ガン物質、ビロゲン、T.H.M洗剤類の科学物質が除去できない。
フィルターがバクテリアの温床となるため、フィルターの交換費用が持続的にかかる。